【レポート】地域の記憶について考える〜福島県「Shirakawa Week」番外編〜

こんにちは!澤です。
最近のマイブームはちびまる子ちゃんを見ることです。

■今回はShirakwa Weekレポート番外編!
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さて、今回は前回前々回と引き続きお送りしてきました、Shirakawa Weekレポートの番外編!
塙町(はなわまち)と矢祭町(やまつりまち)でのフィールドワーク&インタビューの様子をお届けします。
どちらも白河市と同じ県南地方に属する近隣の町です。

■天空の秘密基地・矢塚分校!!
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まずはこちら!塙町矢塚にある「天空の秘密基地 矢塚分校」です。
車で山の中をずんずん登っていくと校舎らしきものが。標高約800m!
なんとここ、2年前に廃校になった「片貝小学校」の分校をリノベーションして作られた空間。
塙町の地域おこし協力隊・加納耕介さん(通称:加納ちゃん)が校長先生を務めています。

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この猫ちゃんが「教頭」。かわいい〜!
お昼はカフェ、夜はバー、宿泊もできたりと、地域の人たちの憩いの場になっているそうです。

まずは晩ご飯のピザづくり

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到着したらすぐ、みんなでピザづくり体験!
料理が得意な加納ちゃんが指南してくれました。
うーん!おいしい!なかなかうまくできました!(横にあるのは既製品…)

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居酒屋さんのない矢塚ですが、ここにならお酒がたくさん!
色々な人が持ってきたお酒がいつの間にか増えてしまったとか。

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ワイワイしつつ、加納ちゃんインタビュー

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おっと、楽しみすぎていて肝心のインタビューが…。
加納ちゃんが地域おこし協力隊になった経緯や、これまでのエピソードをお聞きしました!
加納ちゃんは神戸市出身で、以前はスポーツ新聞社に勤めていました。
協力隊の求人を見て思い切って転職、移住を果たし、今では矢塚分校の校長として憩いの場をつくったり、地域の行事をお手伝いしたりするようになりました。

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山奥にある矢塚地区の人たちは、周囲から「田舎もの」とバカにされることもあったとか。
家族にも「遊びにきて!」と言えない人もいたそうです。
そんな中、2012年に「片貝小学校矢塚分校」が廃校に。そこに新しい校長先生として加納ちゃんがやってきました。
しばらくすると、あるおばちゃんが、加納ちゃんが来てからこの地域を好きになれたと話していた…なんて嬉しいうわさも聞こえるようになってきました。

自分の家族、恋人、周りの人たちのことが価値観の軸になってきたという彼は、地域おこし協力隊の任期を終えた後もこの地域に住み続けたいとのことです。

この日は矢塚分校で1泊させてもらいました〜

童心に帰れる場所、それが矢塚分校

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(撮影&加工:加納さん)

翌日!お昼ご飯の後のデザートはすいか。
小学生のようにはしゃいでしまった…(全員20代)

なんだか夢のような時間でした。皆さんも遊びにいってみてはいかかでしょうか!!
加納ちゃん、教頭、この日お付き合いいただいた地域の皆さん、ありがとうございました!

■矢祭町・珈琲香坊
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お次はお隣の矢祭町にあるカフェ、「珈琲香坊」さんにお邪魔しました!
笑顔がすてきな長谷川さんご夫婦が、2003年にオープンしたこだわりのお店です。

オーナーの長谷川さんにインタビュー

インタビューでは移住と開業の経緯や、お店のこだわり、地域への思いをお聞きしました。
もともとコーヒーが大好きだったという長谷川さん。
奥様の出身地である矢祭町は理想的な場所だったということで、愛知県から移住して開業しました。
ログハウスの空間づくりやお店のコンセプトは、ご夫婦でじっくり話し合って決めたそうです。
「他にはないお店づくり」を目指して、こだわる部分にはとことん「とんがっていく」とのこと。

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開業の前にはお菓子作りやコーヒーのセミナーに参加して一生懸命勉強したんだとか。
こだわりのコーヒーとケーキは、セットでなんと800円!ケーキは業務用の設備を使わない、完全なる手作り!お得な価格にびっくりです。
この近所にはゆっくりお茶を飲めるような場所があまりないので、わざわざ時間を作って来る方が多いというのも納得です!
(写真は長谷川さんよりご提供いただきました)

おすすめのコーヒー

私のおすすめは「やまつりのひんやり珈琲」!
矢祭町の八溝山(やみぞさん)系のお水で作られた、とっても爽やかなコーヒーです!
インタビューの後みんなでおいしく頂きました〜。甘いのが好きな私も大満足。
お店のストーリーをお聞きすると、ますますおいしく感じられますよね。

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長谷川さん、ありがとうございました!
最後にお店の前でパシャリ。

■まとめ
番外編もとっても充実したフィールドワークになりました!
今回のインタビューはどちらも移住されてきた方ということで、今までとはまた違ったお話が聞けてとても興味深かったです。
最近、UターンやIターン(都市部から地方への移住)が大きな注目を集めていて、「田舎暮らし」の情報をよく目にするようになりました。
地域の持つ可能性にいち早く着目して活躍する方の思いに触れ、Iターンにも様々な形があることを実感。

インタビューに応じてくださった皆様、フィールドワークをサポートして下さった方々、地域の皆様、本当にありがとうございました!
Shirakawa Weekの報告書も卒論も、良いものが書けるように頑張ります!

それでは!Shirakawa Weekシリーズをお読み頂き、ありがとうございました!
これからも様々な記事をお届けしていきますので、ご愛読どうぞよろしくお願いします♪