青森県弘前市の若手農家と一緒にご飯を食べよう!を開催しました!

お久しぶりです、とっても!澤です。

……いやー、ですからサボってたわけじゃないんだって…

さて、1ヶ月以上も前のことになってしまいましたが、6月18日の夜にですね、面白いイベントを開催したんですよ。
その名も、「青森県弘前市の若手農家と一緒にご飯を食べよう!」

弘前と東京をつなぐ食事会3

これまでにも、地方の食卓とSkypeでつないでその地域の食を楽しむ!というイベントを開催してきた我楽田工房。
今回はなんと、農家さんから自慢の品々を送ってもらい、その農家さんたちと直接会話をしながら同じ食卓を囲もう!という新しい企画だったんです。
(青森大好きな私はですね、今回の記事は特別力を入れて書いていきますよ。)

そしてさらに今までと一味違う点は、発案者が学生さんだということ!
こちらの笑顔が素敵な女の子が、弘前大学4年生の久保茜さん。

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就職活動の中で発見したという我楽田工房の取り組みに興味を持ってくれ、お話をしにきてくれたのがきっかけでした。

弘前4Hクラブとのコラボが決定!

青森に戻った久保さんは、つながりを生かしてネタ探しに奔走。
色々な方にイベント開催を呼びかけたところ、ぜひ一緒にやってみたい!とノリノリになってくれたのが弘前4Hクラブの皆さんでした。

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4Hクラブとは、全国的に組織されている20〜30代前半の若手農業者による「農業青年クラブ」。
地域ボランティアや消費者との交流など様々な活動を通して、未来を担う若手農家がより良い農業を考えていくという組織なんです。
名前の由来は、こちらの画像の通り!

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私たちの暮らしを支えてくださっている生産者さんたちも、様々なアプローチで一次産業の未来を見つめているんですね。
(参考:農林水産省HP)

農家さん自慢の新鮮な食材たち

そしてイベント前日、4Hクラブの皆さんから今回みんなで楽しむ食材が届きました〜!

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まるっと立派なトマト、「弘前近郊とれたて 生産者限定」の文字にわくわく♪

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お米は青森米の代表格・「つがるロマン」
こちらのお肉は豚ホルモン

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向こうの方は日常的にモツを焼いて食べるんだそうです。
一緒に送ってくれた大人気の焼肉のたれ・「スタミナ源たれ」をかけていただきます!こちらは南部地方の十和田市発祥。
お酒は弘前にある「三浦酒造」さんの純米酒、「豊盃(ほうはい)」

そして注目すべきは瓶詰めのタケノコ、「根曲がり竹」です。
5月のある日、4Hクラブのみなさんと久保さんがなんと朝3時起きで収穫にいってくれたんです!
ほんとにありがとうございます…!
↓これが収穫の様子

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この根曲がり竹、どこか見覚えが…と思ったら、「太宰らうめん」に乗っかっていたやつではないか!

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(昨年夏に青森県五所川原市に遊びに行った時の写真)

こちらは作家・太宰治のふるさとである青森県五所川原市の観光物産館、「MADENY」(マディニィー…「丁寧に」の津軽弁、「までぃに」からきてます)内の食事処でいただけます。
太宰は根曲がり竹とわかめの味噌汁を愛したんだそうですよ。

イベント当日!

待ちに待った当日!
ただいまSkypeのテスト中〜

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BGMは「恋するフォーチュンクッキー」青森県ver.!
この動画は新宿荒木町にある青森PR居酒屋、りんごの花の店長さんがつくっているんです!青森愛あふれる動画をぜひ見てください!

トマトとともに並んでいるおつまみは、飯田橋にある青森県アンテナショップ・「あおもり北彩館」で購入した品々。

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みなさん、青森県がにんにく生産量ダントツNo.1だってこと知ってましたか?!なのでおつまみにはにんにくを。
県内でもにんにく生産が盛んな田子町(たっこまち)のにんにくを使用したひねりあげも。
そして北津軽郡の中泊町・小泊のいかの塩辛、陸奥湾産のほたて!
ほんとに食が豊かでうらやましい。

飲み物はJAアオレンのりんごジュース、津軽の辛口日本酒・「じょっぱり」、そしてみなさんに送っていただいた「豊盃」。

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ソフトドリンクにはタッコーラ!こちらはなんと田子町産にんにくのフレーバーがするコーラなんです!びっくりですよねぇ?発売当初、売り切れ続出で大変だったんだそうですよ。

いよいよイベント開始、続々と参加者のみなさんがいらっしゃいましたが…
まずは料理をするところから笑

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青森出身の方をはじめ様々な人たちが集まり、会話も弾みます。
あー、なまりが心地よい…津軽弁ってなんかとってもかわいいから憧れるんですよねぇ。

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弘前と東京でカンパイ!

さぁ、ここで久保さんと農家さんたちが待つ現地とSkypeでつなぎますよ〜!
こんばんはー!

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画面には若手農家さんのお一人・石岡さんちの倉庫でモツをガンガン焼いているみんなの姿が!

ではではっ、弘前と東京でかんぱーい!待ちに待った瞬間です。

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続いてみんなの自己紹介が開始。
まずは4Hクラブについて紹介してもらったあと、お米、豚、トマトを提供してくださった農家さんからそれぞれ紹介していただきました。

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今回自慢の食材を届けてくださったのは、豚肉が三浦隆史さん、トマトが川村和大さん、お米が福士詔久さん。
普段何気なく食べているお米や野菜ですが、こうして生産者さんと直接会話をしながら食べるとありがたみも美味しさも全然違う。
「あ〜、この人がつくったのかぁ〜」という体験、私の場合はなかなかできないですからねぇ。

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タケノコを朝3時に取りに行くのはライバルがいるから!というエピソードには会場のみんなが沸きました。
そして最後に今回の企画者、久保さんからもお話し!

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実は群馬県出身で大学から青森に来たという彼女、すっかり青森に馴染んでいます。

Skype中継に会場が沸く中、一手間加えたトマト料理も登場〜

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ここで土鍋で炊いたつがるロマン、そしてモツ焼きも登場〜!みんなのテンションもあがります。

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炊きたてごはんを福士さんにも見てもらいました〜

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豊盃も進みます。
米の旨みがきいた辛口が食事によくあってとってもおいしい。

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福士さんちでは豊盃に使う「豊盃米」もつくっているそうですよ!

電波はあんまり良くないけど話したいことがいっぱい!

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ねぷたの送り絵も見せてくれてます〜
(弘前では人形型の「ねぶた」ではなく扇型の「ねぷた」を出すんです!その裏側の絵を送り絵と言うんですなぁ)

向こうは終始モクモクしているのですが、時々ファイヤー!って感じに燃え上がっているのでこちらもハラハラ。

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ところで後ろにいるあの人は…?

ところで先ほどから東京会場では気になっていたことが…
バッチリ映っているけど後ろの方でずっと表情変わらず立っていて…
この人、この人!

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なんか楽しんでるわけでもなさそうだし…

東京会場:「ところで、後ろでカメラ持ってる人はどなたなんですか…?」

…つ、ついに核心に触れたっ!!
大いに沸く東京会場。

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さきほどまでとはちょっぴり変わって(笑)素敵な笑顔で話してくれたのは、「みんなの経済新聞ネットワーク」の1つで地元メディア・「弘前経済新聞」の記者さん。

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なんと今回のイベントを記事にするために取材に来てくださったのでした。納得!笑
津軽ではよくあるお名前だったので、てっきり地元の方かと思いきや関東のご出身。
弘前市やその周辺のローカルでホットなニュースを、なんとお一人で発信しています。

掲載いただいた記事はこちら!やっぱり久保さんの笑顔がかわいいです♪
澤のコメントもわんつか(津軽弁で「ちょっと」)登場しています。
弘前経済新聞さん、ありがとうございます!

その他にも県庁職員さんもやってきてくれてました〜(服装から漂う行政感!笑)

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在京青森わげもの会代表の工藤さんからお話し

イベント後半には、「在京青森わげもの会」代表の工藤駿さんから彼らの活動について紹介が!
「わげもの」とは津軽弁で「若者」の意味。
青森出身または青森が大好きな20代の若者をつなげよう!という思いをもって活動しているんです。

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運営主体は東京在住のわげもの。30歳になると卒業を迎えるんだそうです。
昨年からFacebookグループを立ち上げて活動を始め、青森居酒屋での交流会やアンテナショップでの売り子、ギフトカタログづくり(秋頃完成予定!)、情報発信などに取り組んできました。
今年6月に実施した「新歓」ではUターンやふるさととのつながりを考える機会を設けたりも。

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そもそもこの会が発足した背景にあるのは、「県人会って年齢層高くて行けないよね…」、「色んな団体はあるけど、同郷の若者が繋がれる場って少ないかもね」という気づき。
まずは「ゆるく」つながって、地元のために少しでも貢献できたら、そんな思いで活動を続けています。

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例え遠く離れていたとしても、わげものたちはふるさとのことを忘れてなんかない。心強い!
実は我楽田工房も、今は東京にいるけれども地元のことを想い続ける「わげもの」を応援する場を作りたいなと思っています。
…こちらの構想はまたの機会にご紹介しましょうかね。

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工藤さん、農家さんと会話中。

もう一度カンパイして弘前のみなさんとはバイバーイ!!

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感想を語り合うみなさん。
青森の居酒屋さんはいくつかあるけれど、こんなつながり方もあったなんてね〜

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やっぱり青森っていいなぁと思えた1日なのでした。

最後に青森ポーズでハイ、チーズ!

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私の「津軽半島」は源たれだよ〜

発案者の久保さん、弘前の農家さん、そして参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました〜!
これからも新しい試みなんかも加えながら定期的に続けていきたい!という話がもちあがっております。
今後の情報発信にも注目してくださいね。