にぎやかな食卓祭便り ③収穫体験カタルシス?

今回のテーマは、『にぎやかな食卓祭』略してにぎ食祭のSTORYを紹介すること。

にぎやかな食卓とは?
にぎ食祭ってなに?

という疑問に関しては、「にぎやかな食卓研究所」所長の書いたものを参考にした方が良いと思うのでこちら(http://garakuta.tokyo/8774)を。

さておき、にぎやかな食卓を作る目論見を秘めた秘密結社、もとい研究所のお祭りが神田川アートブロッサムに際し開催されたわけです。

今回、私のテーマとしては「収穫体験」。
にぎ食祭のプログラムの一つである「プチ収穫体験」を元に紹介します。

東京都文京区、コンクリートジャングルに突如としてその姿を現した……畑。

この土。
今回のゲスト、千葉県のクリモトファームからホリさんが持ってきた自慢の土です。

雑草も混じった、栄養たっぷりの土。
てんとう虫まで一緒にやってきたようです。

そんなプチ収穫体験に子どもたちがやってきました。
都会に、畑のミスマッチ。

子どもたちは、手を土だらけにして収穫体験を楽しんでいました。

さて、レポートはこのあたりで終わりにしよう。

収穫体験
そう聞いて、どういったものを想像するでしょうか。

広い畑、整然と並んだ作物、子どもたちは走り回り、大地に根を張った作物を引っこ抜く。

こういった状況を想像するでしょう。
子どもたちはいつもと違う環境下で、普段触ることのない作物を収穫することで、普段使わない知識、力、感覚を使うことで感動を得る。

つまり、私が勝手に推定するに
収穫体験において、最も大きなカタルシスは「大いなる大地から、力を振り絞って作物を引っ込抜く」ということ。
(あくまでも仮定ですが)

そして、今回のプチ収穫体験において、そのカタルシスは存在しなかったのです。
さすがに、コンクリートの床に土をうず高く積み上げても、そのカタルシスは経験し得ない。


事実、開催中にすぐ引っこ抜いてしまった子どももいました。
それを見てハラハラしていたのは内緒です。

このカタルシスなしの収穫体験というのは、

タネを飛ばせないスイカ食い、
ほうれん草のない家系ラーメン、
サイリウムのないアイドルライブみたいなものです。

と、思っていた時期が私にもありました……

結論、そんな心配は杞憂に終わります。
そもそもの仮定が覆されたわけです。

ここでチラシを読み返してみると

「プチ収穫体験〜農家さんの小噺付〜」

とあります。
所長に一本取られました。

つまりメインは小噺だったわけで、ホリさんの巧みな話術によって子どもたちは収穫体験を満喫したわけです。

ところで、前述の従来の収穫体験のカタルシスは、非日常を体験し、大地との繋がりを確認することだったわけですが、今回のプチ収穫体験のカタルシスはなんだったのだろうか。

ストーリーにはカタルシスが必要。
カタルシスのないストーリーは、肉のない肉巻きおにぎりです。
……これは覆ることのない事実。

閑話休題。
カタルシスを探すために、従来の収穫体験を分解すると

○畑に行く
○知らないことを知る
○大地と触れ合う

となります。

今回のプチ収穫体験と照らし合わせてみると

○畑に行く→○農家さんと会う
○知らないことを知る→変わらず
○大地と触れ合う→○(農地の)土と触れ合う

そう考えると、最も重要なことは
「農家さんと繋がり、土と触れ合う」
となるのではなかろうか。

つまり、エッセンスを取り出して当てはめていった今回のプチ収穫体験は、従来の収穫体験とは違う、発展した都会型の収穫体験の形と言える……のかも知れない。

そんなSTORYに必要なカタルシスが随所に散りばめられていたのが、今回のにぎやかな食卓祭だったと、研究員は思ったのでありました。

にぎやかな食卓祭便り

研究員たちが、にぎやかな食卓祭便りを随時更新します!
おたのしみに!

所長挨拶/高本あやこ
みんなでつくるを実感した。にぎやかな食卓祭舞台裏/高木かおり
都会で味わう収穫体験カタルシス!/齋藤春馬
にぎやかな食材たちは、どうやって集まってきたのか/長広大
商品のストーリーを「見える化」する/谷津孝啓
サクラは“サ”と“クラ”にわけることができる。-にぎ食祭アフター-/齋藤和輝
⑦我楽田工房の結んだ縁が食卓につながった/横山貴敏

我楽田工房には
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