にぎやかな食卓祭便り⑤ 商品のストーリーを「見える化」する

こんにちは。
谷津です。

我楽田工房の近くには創業120年の酒屋「三伊 井上酒店」があります。
神楽坂で創業し、現在は早稲田大学の近くに店舗を構えています。

我楽田工房で開催するイベントの際には毎回と言って良い程
井上酒店さんで購入した日本酒が並びます。

というのも、店主の井上さんに当日のイベントの料理の内容を伝えると
日本酒ソムリエですか?という位に料理に合う味のイメージとストーリーを
日本酒に乗せて紹介してくれます。

その日本酒の紹介をそのまま参加者に伝えるだけで
我楽田工房のイベントに参加してくれた方は満足して頂けます。

そんな井上さんから相談を受けたのはある日のこと。

いつも通りイベントに使う日本酒の調達で
井上酒店を訪れた午後でした。

相談内容は、毎年開催している「神田川アートブロッサム」の中で
オリジナル日本酒ラベル作成ワークショップのラベルについて。

どうすれば、参加してくれるお客さまに日本酒の良さが
伝わるラベル作り体験を提供できるか?

こんな相談こそ、にぎやかな食卓研究所の所長とデザイナーが
最大源パワーを発揮するシーンです。

僕は早速、井上さんの悩みと一緒にオリジナル日本酒ラベルに使用する
日本酒の銘柄をヒアリングし我楽田工房に戻りました。

今回のオリジナル日本酒ラベル作成に使う日本酒は
神奈川にある酒蔵「川西屋酒造」の丹澤山という品種です。

商品開発に込めた想いのストーリーを商品のラベルという形で
見える化しました。

これがそのサンプルです。

商品のキャッチコピーは

「55度からはじまる長い夜」

井上酒店にサンプルを持参しラベルを見せたときの
井上さんの表情が僕には忘れられません。

目を見開き、「すごい!」を連発していました。
さらにスマートフォンでラベルを撮影し、川西屋酒造の社長宛に
その場で画像を送信してくれました。

井上さんが言うには、日本酒のラベルは行書体で書いてあるラベルが多く
味や商品に込められた想いが分かりにくいものが多いとのこと。

酒屋で直接店主に聞いて購入する方は産地や酒蔵のこだわり、
どんな料理に合うかを知ることができ日本酒のファンになってくれるようですが、
昨今インターネットでもお酒が購入できるようになった為、商品に込めたストーリーが
伝わりにくくなっているようです。

そんな課題を感じていたとき「にぎやかな食卓研究所」のラベルデザインと出会い
今後の商品のストーリーの見える化に大きな可能性を感じていただきました。

僕らの仕事は地域で生まれた商品のストーリーを
地域の方と共に「見える化」していくこと。

そこには「味」だけではなく商品に込められた想いや土地の歴史、
商品作りに関わっている人々の人間味あふれる様子も詰まっています。

今回の「にぎやかな食卓祭」で作成したサンプルはどれもこれも
二つとないストーリーがあります。

そんな誰もがファンになってしまうような
ストーリーのある商品をこれからも作っていきたいなと感じた
「にぎやかな食卓祭」でした。

にぎやかな食卓祭便り

研究員たちが、にぎやかな食卓祭便りを随時更新します!
おたのしみに!

所長挨拶/高本あやこ
みんなでつくるを実感した。にぎやかな食卓祭舞台裏/高木かおり
都会で味わう収穫体験カタルシス!/齋藤春馬
にぎやかな食材たちは、どうやって集まってきたのか/長広大
商品のストーリーを「見える化」する/谷津孝啓
⑥我楽田工房の結んだ縁が食卓につながった/横山貴敏
⑦ボノ次郎が見た!にぎやかな食卓祭/齋藤和輝

我楽田工房には
いろいろな関わり方があります

自治体や公共施設に属する方は「行政の方へ」よりご相談ください。
企業のご担当者の方は「企業の方へ」よりご連絡ください。
「学生・一般の方へ」は、我楽田工房に興味がある個人の方や、組織に所属していても個人的に活動されている方向けの入口です。

ご自身がどこに該当するか判断が難しい場合は「学生・一般の方へ」よりお問い合わせください。

関連記事