我楽田工房のやっている「場づくり」ってなんなのよ!?社長に聞いてみた

 
みなさん、こんにちは。タカハシです。
僕が“我楽田工房”でライターインターンを始めてもうすぐ一年。めでたいです!
でも実はおおきな問題があるんです。それは
 
 
この会社、何やってるかよくわからないっ!!ということです。
 
はじめに連絡した時、インターンプログラムしかチェックしておらず、会社の事業については「場づくり?をやってるのか?」程度にしかホームページを読んでいなかったんです。いまから怒られてもおかしくない……。(インターン探してる人、これはほんとにやっちゃだめです笑)
 
奇跡的にインターンさせてもらい、イベントをやったり、大学生が全国の様々な地域にいく企画“まち冒険”に参加したりして、我楽田工房の事業である「場づくり」の雰囲気はなんとなくわかってきました。いまだに他人に説明するのはできないのですが……。家族にも「いや、気持ちで感じて?」なんて言葉で済せたままです。
でもこれは僕だけではないようで、“まち冒険”の際、企画に協力してくださる市役所の方も「面白い企画なのに上司に伝えるのが難しくて、(企画を通すのに)かなり時間がかかってしまった。」と悔しそうに漏らしていました。
 
そこで今回は“我楽田工房”の顔である社長の横山さんに「場づくり」をバシッとわかりやすく説明してもらうことに。わかんない時は直接聞くのが一番。いざっ!!
 
【以下、横山さん(社長)が恥ずかしい、とのことで「デカくみぐま」が代わりを務めます】
 

 
 
 

お父さんは「実験屋さん」!?何でもやるのがこの会社


 
 

今日はお願いします!まずこの会社どんな業務?仕事?をやっているのでしょうか?

 

しょっ、小学生みたいな質問だね(笑)

 

サルでもわかる!くらいの解説が今回の企画なんで(笑)

 

じゃあまぁ、説明しようか。
うちの業務はわかりにくくてさ、実際子どもに「お父さん何屋さんなの?」って聞かれて悩んじゃうんだよね。で、そのたびに俺は「企画屋さん」って言ってるんだけど、やってる仕事は大きく2つに分けることができるんだ。それは、お客さんの悩みを解決する仕事と自分からやる仕事。

 

1つ目の悩みを解決する仕事は “コミュニティナース”がわかりやすいかな。病院ではなく地域につく看護師を作ろう、というものでね。以前、病院の採用をしていた経験もあって看護師の再就職が難しい現実を知ってたから、育児しながらでも出来る仕事が作れたらいいなと思って。で、京都府綾部市の市長さんと交流があるんだけど、綾部市の掲げる“医”食住というスローガンがうまくいってないという話が来て「ここは組み合わせられる!」ってね。調べたら島根で似たような活動をしている人がいたから、手伝ってもらって“コミュニティナースプロジェクト”ってのを作ったんだ。いろんな情報を組み合わせて悩みを解決するって感じだね。

 

2つ目の自分からやる仕事は、わかりやすいところで言うと“くみぐま”だね。昔の仕事の時から、他人に依存する仕事だけだと怖いと思ってて。頼まれなきゃつぶれちゃうなんて嫌でしょ?(笑)だから自分起点で仕事をしよう!って思って始めたやつ。

 

手・足・耳など12個のパーツをくみひもを使って組み立てるぬいぐるみ「くみぐま」

 

一般的な言葉で言うと、企画や新規事業開拓みたいな感じでしょうか。何かと何かを繋げる「場」っていうイメージですね!

 

そんな感じかな。何でもやるって意味では「実験屋さん」って言ってもいいかもしれないね。

 

急にめっちゃ子どもが好きそうな響きだ……。

 
 


百年後も愛されるものを “場づくり”の根底にある想い


 
 

我楽田工房の“場づくり”っていう考えはどうできたんでしょう?みんなの“場”になりたい、役に立ちたい、とかでしょうか?

 

全然違うね、俺は一貫して自分のためにやってる(笑) 谷津さん*はそっちに近いけど。最初にも言ったけど、子どもに聞かれて答えられるモノ、目に見えるモノを作りたかったんだ。それでリアルな人が集まれる「場」を作って情報を集めないとって思って、最初のころは人付き合い苦手なのに毎週飲んでて超大変だった(笑)ほんとに筋トレみたいだったね。

 
*我楽田工房スタッフ。スポーツ大好き。とにかく熱い人。  

てっきり「世の中をよくしたい!!」みたいな熱い気持ちが会社を作るところまでいったのかと思ってました。

 

会社の成り立ちをグラフィックレコーディングという手法でロードマップ化したことも

 

手の届かないところのことを考えても仕方がないからね。「お父さん何屋さんなの?」って子どもに聞かれたことへの答え“百年後も愛される面白き価値のあるモノをつくる”ってのが深いところにあるのかな?  
理想に近づくには階段を作って一歩一歩近づいていくしかない。ただ階段を作るための“核”っていうか“必殺技”がなかったから、情報を集めよう!って手の届く距離にいる人を集めていって“場づくり”になった感じだね。

人と人は繋がってるからまずはそこからって。イベントとかで周りがウチを通して良くなってくれたら、また自分たちが良くなっていくし。実際企業の人なんかは「こんなに情報を持ってる会社なら何かできるかもしれない」って頼んでくれてるし。そうしてやってきた10年が “くみぐま”になったんだよ。

 

“目に見えるもの”ができたってことですね、感慨深いなぁ。

 


孫の代への贈り物 “愛される価値のあるもの”をつくる


 
 

こうやって“場づくり”を経て一歩一歩目標に近づいて行っているわけですが、最終的にこんなことをしたいな、こうなりたいな、ということはありますか?

 
 

やっぱり最終的には百年先、孫の代まで愛される価値のあるものをつくることかな。ただ、最近はとにかく目の前のことをやるので必死なんだけど。いまの時代って色んな人が色んな事をやる乱戦でしょ。だから生きていくのに必死なんだよ。まぁ”場”ってのは生きていくのに必要な最小限の塊、とか知恵だと思ってるからさ、生きていけば自然と目標に近づけるのかもね。そうやって作った作品や手段たちが“生きる証”みたいなものになると思ってるからさ。

 
 

 
 

百年って孫の代ってことだったんですね! 確かに百年だ。

 

あとは目標ではないけど、この我楽田工房をもっと若い人に使ってもらいたいな。ここはほんとうに何でもやるしやらなきゃいけない。だから “挑戦できる場”として使ってほしいんだよね。そういう場って少ないから。はじめの点を置く場所になってほしいと思ってる。若い人に使ってもらえればその分、いろんな人に見てもらいやすくなるからね。

 

挑戦できる場かぁ。確かにそんな場所があると、一歩踏み出しやすくなりますね。

今日はお話を聞かせてくれて、ありがとうございました!

 


 
終始、デカいぬいぐるみと売れないバンドマンみたいな筆者というシュールな図になってしまいましたが“手の届くところ”のことをやっていく、と何度もおっしゃっていたのが印象的なインタビューでした。今回に限らず横山さんは話すとき、こちらが試されているような話し方をされます。今回のお話でそれは横山さんが積み重ねてきた深い知識があるから、なのだと感じました。
 
横山さんによってつくられた“場”。これは場所というより、そこに持ち込めば何かできる仕組みに近いように感じました。横山さんにとっては自分の望みを叶えるための“場”、企業の人のは悩みを新しい手段で解決する“場”、学生やクリエイターにとっては挑戦するための“場”。我楽田工房スタッフの方々も“場”はそれぞれを違う意味をもっているようです。人によって意味は変わるけれど、目標を達成するためのものであることは間違いありません。
 
“場づくりの会社”、目に見える成果は新規事業提案だったり課題解決だったり。その本質は、前に進むための仕組みをつくる会社でした。これなら親や友達にもきちんと説明できそうです!
 
これからもインターン生として、我楽田工房という場を “挑戦できる場”として使っていくので、よろしくお願いします!
 

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