森林環境譲与税の使い途について、高校生たちと考えてみた

文京区にある郁文館グローバル高等学校のまちづくりゼミを中心とした学生たちが、日本の森を学び、森林環境税の使い道を文京区長へ提案するプロジェクトが動き始めました。

郁文館グローバル高等学校まちづくりゼミの宮坂先生が発起人となり、文京区や天龍村役場の協力のもと進めています。

森林環境税は今年から国民1人あたり千円の徴収がはじまり、その財源を全国の市町村へ配分するものです。しかし、主に森のない都会は使い道に苦戦していて、多くの自治体が使えずに保留、基金へとまわしている実態がメディアで報道されています。

金曜日は、特別授業として文京区の10倍の広さで9割が森林の天龍村役場の伊藤さん、内藤さんにもお越しいただき、地方の森林の実態や森林環境税の使われ方などをお話ししていただきました。

また、文京区で建築設計事務所を営み、都会での木材利用を促進している海田さんには、建築業界での木材利用の実態などをお話ししていただきました。

後半は学生も参加するディスカッションの時間。学生たちから多くの質問や意見が飛び交います。

学生たちは、事前に森林環境税を自主的に学んでいて、地方の小学校、中学校の生徒にもいろんな視点でヒヤリングもしているので、鋭い意見が飛び交います。

また、オンラインて参加した大人からも、森林資源を活用したスタートアップ支援だったり、都会での森林環境税の使い道のアイデアもでてくるなど、全体的に熱い議論となりました。

今後、学生たちはさらにヒアリングやチーム内での議論を重ねながら、文京区長へ提案する意見をまとめていきます。

高校生たちの提案は3月、文京区シビックセンターで行います。
高校生の意見が大人を、行政を動かすのか?

乞うご期待ください!