まち冒険ワークショップ〜島根県吉賀町〜開催しました!【後編】

こんにちは、広報担当・澤です。

今回は、いよいよ始まった「まち冒険」第2弾、島根県吉賀町をテーマとしたワークショップの様子「後編」をお届けします。
吉賀町役場・石黒さんによる講演で吉賀町について理解を深めた前編の様子はこちら!

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後編はもう1人のゲスト、福原圧史さんによる講演からスタートです!

ゲスト講演その2

「有機農業について」〜島根有機農業協会理事長・福原圧史さんより〜

ゲスト2人目は島根有機農業協会で理事長を務めている福原圧史さんです。

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前半の石黒さんに続き、福原さんからも吉賀町の魅力についてご紹介が。
種類豊富な川魚、たたら製鉄の地域ゆえに良質な木炭がとれること、しいたけや栗などの山の恵み、
そして「東の静岡、西の島根」と言われるくらい良質なわさびがとれるなどなど…

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さて、福原さんがお住いの吉賀町・旧柿木村地区は35年ほど前から村をあげて有機農業に取り組んできました。
その背景には、小さな中山間地域だからこそ、競争のための農業ではなく、生きるために生産するという本来の目的に回帰しようという住民の思いがありました。

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有機農業とは、化学肥料や農薬を限りなく使わないで育てる農業形態。
福原さんたちは有機農業を始めた当初から農協に安全食品コーナーを設けるなど、食の安全に関わる活動に積極的に取り組んでいます。
現在も学校給食や消費者グループに心を込めて作った食材を届けているそうです。

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そんな吉賀町には、意外にも関東圏からのIターンが多いんだとか。
福原さんの分析は、子どもたちの将来を真剣に考え、持久的な暮らしが残っている地域を選んでいるのでは、というもの。
しかしまだまだ担い手が不足している町の農業。若い力で山村の生き残る道を模索してもらいたいと期待しています。

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食を豊かにする上で山村の農地・農業が欠かせないということ、
そして例え日本がどうなっても柿木村だけは生き残る!という強いメッセージで講演を終えました。

パネルディスカッション

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お次は学生も巻き込んで、ゲストのお2人から吉賀町の「まちのとびら」(=地域の人が多くの人に知ってほしいまちの魅力、若者が地域でチャレンジできそうなこと)を伺っていきます。
ここで登場するのは、前半に学生のみんなに考えてもらった「田舎でやってみたいこと」。
みんながやってみたいことが吉賀町で実現できるのかを、お2人のアドバイスをもらいながら考えていきます。

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まずは食について。川魚がおいしい吉賀町、囲炉裏を囲んで魚を楽しみたい!という声があがりました。
鮎の石焼きやカニの「地獄蒸し」などなど楽しみ方は色々あるものの、福原さんが懸念しているのは漁法や食べ方、地域の食文化を継承する人がいないということ。なんと、90歳代じゃないと知らないなんてこともたくさんあるんだとか。

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せっかくこれまで継承されてきた貴重な食文化が絶やされてしまうのはとてももったいない…あとになって、記録をしておけばよかったという後悔が生まれそうですよね。

kFU1高津川の水源・水源公園

吉賀町の魅力は川だけではありません!11月からはちょうど猟期に入るということで、山の生き物たちもおいしくいただけます。
たぬき、むじな、きじなどを食べるそうですが、獣ではむじなが一番脂がのっていておいしいんだとか…!

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その他にも、郷土料理を地域の方に教わる、山菜採りなどのアイディアが。
今回のまち冒険が、地域に脈々と受け継がれてきた食文化をアーカイブするきっかけになれば良いですね!

廃校活用−エコビレッジかきのきむら

お次は柿の木地区にある、オーガニックカフェ・ショップ運営、自然体験や農家暮らし体験の提供を行っている施設、「エコビレッジかきのきむら」がテーマ!
こちらは2005年に廃校となった柿の木中学校を活用した、「エコビレッジ構想」の拠点となる木造の施設です。

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廃校キャンプや虫とり、星空観察、花火、秘密基地作り、小さい頃にやっていた遊びをもう一度本気でやりたい!というアイディアが出ました。
童心に戻って自然に触れ合える素敵な空間に期待が集まります!

参勤交代の道・津和野街道

江戸時代、お隣・津和野町の津和野藩に出仕するための道だった津和野街道。
石黒さんがお住いの蔵木地区では、「蔵木地区の活性化を考える会」の有志のみなさんが大名行列の道を再現してみようということで、昔大名たちが通ったであろう道のマップを作成しました。今はもう獣道のようになっているところもあるんだそうですよ。

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そこで学生さんからは「夜のお散歩」というアイディアが!
実は吉賀町、天の川も見られる「天然のプラネタリウム」と言われるくらい素敵な星空も自慢なんです。
星空を楽しみながらの夜のお散歩、楽しそう!

働く

お次は「働く」がテーマ。
もともと、地域の主な産業は林業。林産物のしいたけ、栗、わさび、紙の生産などが行われてきました。
最近では、Iターンの方を中心に「木の駅プロジェクト」で森林整備等にも取り組んでるとか。

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さらに林業だけでなく、インターネット環境が整ったため、企業誘致の一環で家賃の補助、廃校の跡地やシェアオフィスの提供なども始めたんだそう!
地方でのオフィス開業を検討されている方、吉賀町も候補に入れてみては?

その他、神社を巡って謂れを記録する、町内放送の体験をするなど、面白いアイディアがたくさん登場しました。

グループディスカッション

今までの公演とディカッションをふまえて、最後に吉賀町でやってみたい「まち冒険」を具体的に考えていきます。

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ユニークな田舎体験ができるか、地域の人が面白いと言ってくれるか…?などなど、
ゲストの方々や、東京で移住や交流のコーディネートを行う「しまね定住サテライト東京」の水戸さんにアドバイスをいただきながら話し合い。

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ゲストからの感想・振り返り

しめくくりにゲストの方から一言。

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石黒さん

地域の情報が少ない中でどんなアイディアが出るか心配だったけれど、地に足のついたものばかりで、フィールドワーク当日が楽しみになった!

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福原さん

みなさんがこれからの生き方について真剣に考えているということがよくわかった。
冬の厳しさ、春のあたたかさや太陽の光を感じられる生き方を通して、家族が健康に暮らせる方法を考えていってほしい。

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水戸さん

今日印象的だったのは、60代・70代でも継承しきれていない地域の文化があるということ。
移住の相談に来られる方の中に、「今移住しないと!」という人がいて、その理由を聞くとまさに暮らしの知恵を継承するために、今のうちに古老に聞いておきたいということなんだそうです。
たくさんの出会いを通して、田舎の暮らしや考え方の一部に触れてもらう機会はとっても貴重ですよね。

このまち冒険をきっかけに、人や地域資源との様々な出会いが生まれるといいですね!

アイディア選び

最後に、みんなが考えたアイディアを机に並べ、これはいい!というものに☆マークをつけていきます。
みんな真剣な表情!

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いざ、冒険へ!

さてさて、ここで考えたアイディアは11月21日から行うフィールドワークで実現されます!
みんなが考えた「まち冒険」の体験談は、こちらの「まち冒険サイト」でレポートとして紹介してもらう予定です。引き続き注目ですよ〜!

最後にはい、しまねポーズ!

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ゲストの石黒さん、福原さん、しまね定住サテライト東京の水戸さん、そして参加してくださった学生のみなさん、ありがとうございました!

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おまけ↑すっかり定着したしまねポーズ♪

どんなまち冒険になるのか、今から楽しみですね(^^)
引き続き、情報発信に目が離せません!

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