落語、コメディ、カレー。笑いの絶えない楽しい夜。坊主meetsバーを開催しました!
こんにちは!さすらいのチイです。
突然ですが、お坊さんってどんなお仕事をしているか知ってますか?
広くイメージされるのは、座禅・お経・説法の3点セットでしょうか。あと合掌。
実はほかにも、たくさんのお勤めをこなしているんです。
中にはちょっと変わったお勤めも。
それは……
バー。
坊主もバーを開く時代です。
ということで、我楽田工房ギャラリーで開催した、坊主と楽しい夜を過ごすイベントの模様をお届けしたいと思います!
▼坊主meetsバー ~坊主とワイシャツと私~
今回のイベントを主催するのは、山梨にある古刹福光園寺の僧侶、鈴木さん。
[wall]■鈴木秀彰
山梨県にある約1500年古刹福光園寺僧侶。
その一方では理学療法士として、高齢者を中心に関わっている。
仏教を伝えるには答えの提示でなく、自ら対話などから気付き生み出すものを大切に、ワークショップなど企画開催中。
https://peraichi.com/landing_pages/view/wagense[/wall]
鈴木さんを中心に、多様なゲストが集まりました。
・くま職人(我楽田工房 代表)
・元地下アイドルのフリーランサー
・週末落語家
・折りたたみ自転車で8年かけて世界一周した男
・コメディアン
この不思議な組み合わせのゲストトークを聞き、落語とコメディのショーが見て、世界一周の末に編み出されたカレーを味わうという、コンテンツ・キャスト共にてんこ盛りの企画です。
我楽田工房でライターとしても関わってくれたミサキさんも参加してくれました!
[wall]■大和田美咲
福島と青森のハーフ!東北訛りがキュートな現在20歳、元地下アイドルでっす☆きゅるん 16歳の時から4年間、WEBの会社でデザインをお勉強させてもらったり、2017年のM1、あらびき団(お笑い番組)もでたり、6月から本格的にフリーランスとして色々頑張っています![/wall]
まずはゲストたちのゆるトーク!
参加者もめちゃめちゃ濃い方ばかりで、話の上手すぎる住職や、京都で仏像と恋に落ちた元ナース、昆虫に癒される女子、褒める達人、おじさんヒッチハイカーなどなど。
なぜこんな面白い方がふつうの参加者なんだ……と思うようなゲスト級の人ばかり。
主催のお坊さん、鈴木さんをして「人生を楽しんで生き進む変態たち」と言わしめました。
▼ごはんも豪華!3色のスペシャルカレー
この日の晩ごはんには、折り畳み自転車で世界一周したゲストの島田義弘さん(以下、ヨシさん)によるスペシャルカレーが振舞われました。
カレーは3種類。名前を見ているだけでも美味しそうです……
・辛口のブラックペッパーが効いたポークカレー
・中辛のココナッツ風味チェトゥナードチキンカレー
・マイルドな海老のレモンバターカレー
(カレーの写真は後ほど!)
▼世界は愛に溢れていると気づいた、世界一周の旅
カレーを提供する前に、折り畳み自転車で世界一周したヨシさんが旅の話をしてくれました。
[wall]■島田義弘(しまだ よしひろ)
1971年9月生まれ。神奈川県横浜市出身。
日本の企業で11年間会社員として勤めた後、一念発起してドイツ製の折りたたみ自転車を相棒に、世界一周の旅に出発。
「カレー」「餃子」「パーカッション」をテーマに、8年かけて世界98カ国を巡る。総走行距離は約6万4000km(地球1.5周分)。
旅の途中、自転車の故障や盗難などのトラブルにも負けず、合計2,906日の旅を終えて、2016年9月に帰国。
最近は、旅中に各国で修行したカレーや餃子作りのイベントの主催や旅をテーマにしたトークイベントを行っている。
ブログ: http://www.on-the-pla.net
YouTube: https://www.youtube.com/user/yoshimadan[/wall]
ウユニ塩湖やサハラ砂漠、パタゴニアなど、訪れた場所の紹介も面白いものばかりでしたが……
中でも印象的だったのが、「世界は愛に溢れている」と言うお話。
自転車で走っていると、見知らぬ人が車からミネラルウォーターを差し入れしてくれたり、自転車ごと車に乗せて街まで連れて行ってくれたり、どこにでも愛があります。
また旅にはトラブルがつきものですが、その時に助けてくれたのは見ず知らずの方々でした。
ヨシさんの場合、最も大きなトラブルは、ハンガリーの首都ブダペスト滞在中に自転車が盗難の被害にあったこと。
困ったヨシさんは宿泊していた宿のハンガリー人に相談をすると、ネットに記事を書いて拡散してくれる人がまず見つかりました。
すると今度は、その記事を目にした全国放送のTV局から取材の申し込みが!
放送がきっかけで、ハンガリーの自転車愛好会グループが全面協力してくれることになりました。
盗難された自転車はおそらく週末のフリーマーケットに出品されるということで、ブダペスト中のフリーマーケットを人海戦術で探し回ってくれることに……そして!
みんなの思いが届き、無事に盗難された自転車が見つかったのです!
(この温かいエピソードも後日ニュースで放送されたそうです)
異国でチャリを盗まれたら、ネット記事になってテレビ放送されて1週間で見つかった。
何だか奇跡のようなストーリーですね。
世界一周を通してこんなにも温かい人たちとの繋がりが生まれるかと思うと、一度は行ってみたくなりませんか?
トークの後は、いよいよカレーが登場!
インド直伝のカレーはどれも本当に美味しくて、キレイさっぱり完売しました。
ちなみにイチ押しはエビのカレー(黄色いやつ)。
カレーというと色んなスパイスを複合して作るイメージですが、ターメリックとクミンの2つしかスパイスが使われていない、ちょっと変わったまろやかなカレーでした。家でも作ってみたいな。
▼週末には、落語でもいかが?
続いては、週末落語家「萬福亭をにく」さんの落語公演。
[wall]■萬福亭をにく
週末落語家
月曜から金曜までは硬派な事務職。土日祝日アフターファイブ限定で“週末落語家”を嗜み早数年。
大学では美学を専攻→以後、音楽→脚本→演劇→舞踊を経て落語に至る。落語は「人生を楽しむツール」だと思っており、一宿一飯の恩義として落語を演じております。[/wall]
演目は、「あくび指南」「火焔太鼓」の二つです。
落語を見たことがない人でも楽しめるものを選んでくれました。
落語というと、師匠から師弟に技と極意を忠実に受け継ぐイメージがありましたが、実際は同じ演目でも演者によって全然スタイルが変わります。
それぞれが少しずつアップデートを加えていき、時代の変化や新しい解釈を取り入れアレンジを加える。
例えば2本目に演じた火焔太鼓は、本来30分以上かかるような大ネタとして作られましたが、後世の演者が話をまとめ作った手短なバージョンもあります。
をにくさんが演じたのは、この短いもの。
道具屋のしがない主人が、ひょんなことから店の太鼓がお上の目に止まり、その太鼓をお屋敷まで持って伺うというストーリーです。
プロの寄席では、持ち時間や他の演者に合わせて(被らないように)、たくさんの持ちネタからその日に演じるネタを選びます。
をにくさんもイベントが押したことを考慮して、短いバージョンを採用してくれました。
あらかじめ演目を決めているのかと思いきや、落語は即興の部分も大きいのですね。
本場の寄席も1日で数千円と安いそうなので、今度見に行ってみたいと思います!
▼締めには、コメディ!
最後に行われたのは、Saku Yanagawaさんのスタンダップコメディショー。
[wall]■Saku Yanagawa
シカゴと東京を拠点に活動するコメディアン。高校まで野球一筋だったが、大阪大学在学中に単身渡米し、スタンダップコメディの舞台に立ちはじめる。以降アメリカでThe Second CityやLaugh Factoryなどの有名クラブに立つ傍ら、国内でも自身の作・演出・主演する”Saku’s Comedy Night”を定期上演。昨年は、国内の英語コメディクラブすべてでの公演を果たし、アフリカソロツアーも行なう。今年活動の場をアメリカに本格的に移す予定。
“Japan’s Comedian of The Year 2017”受賞。[/wall]
スタンダップコメディは、マイク一本でステージに立ち、トークや劇を行います。
Sakuさんとは他にも一緒に活動していて、「Saku’s Pop Culture Club」というイベントでは文化論を語ってもらいましたが、ギャラリーでコメディを演じてもらうのは初のこと。
本番前はだいぶ緊張していたようですが……
初めてのお客さんも多い中で、大ウケです!
「スベったら、せっかく来てくれたお客さんに申し訳ない」とよく語る彼の努力は、改めてすごいなと感じました。
8月はアフリカ、ヨーロッパとワールドツアーに回るSakuさん。
世界での活躍も期待です!
最後まで笑いの絶えない夜でした。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
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実は今回集めたゲストの方々には、イベントの2時間前から現場入りしていただいていました。
それはYoutubeで配信中の、クリエイターを応援するトーク番組「我楽田STORYS」の撮影のため。
近日配信するので、お楽しみにお待ちください。
(Facebook、twitterを通して告知するので、お見逃しなく!)
我楽田STORYSはYoutubeで月二回配信しています。
過去の放送は下のYoutubeチャンネルよりご覧ください。
▼我楽田工房チャンネルはこちら
https://www.youtube.com/channel/UC_Rz6hrNmg06Zj3P887dW-Q
我楽田工房は、クリエイターを応援しています。
イベント会場となった「我楽田工房ギャラリー」は、クリエイターの活動や新たなチャレンジを、ファンとの交流イベントやアート展示などの形にして発表するための空間です。
何かやってみたい!こんなことがやりたい!という思いのある方は、ぜひ下記よりご連絡ください。
一緒に“楽しい”を作りましょう!
▼我楽田工房のレンタルスペースはこちら
https://garakuta.tokyo/space