【コーヒー×たくあん=採用!?】インターンの社長面談で謎メニューを振る舞ってしまった話

はじめまして!
この度、我楽田工房でインターンをさせていただくことになりました、高橋 昂希(コウキ)です。

とつぜんですが、みなさんはコーヒーはお好きですか?

僕はとっても好きです!

読書好きな母が本のお供に飲んでいたのがきっかけで、好きになりました。
よくコーヒー屋さんに足を運んでは、店のお姉さんと世間話をして、あの独特の匂いのうっとりしたものです。
買ったコーヒーの種類をコピー用紙にメモして、「次は何を買おうか」とワクワクしていたことなんかも、今でも鮮明に覚えています。

そんなコーヒーの思い出が、まさかインターンという場所で役に立つなんて、思ってもいませんでした……。



我楽田工房との出会い

事の始まりは、3月の終わりごろ。
僕は子供のころからやってみたいと思っていた「文章に携わる仕事」、できればその中でも「ライター」のインターンを探していました。
そんな時に見つけたのが、この我楽田工房です。

さっそくメールを送るも、一週間たっても返事は来ず。
諦めようとも思ったのですが、「負けた感じ」が嫌だったので再送してみることにしました。

しかし、いただけたお返事には

え!?マジかよ。
いやでも、インターンをやってた頃のノウハウとかはあるはず……。
頼み込んでも結局ダメかもしれないけど、まずお願いしないことには始まらない!

ということで、どうにかお願いして、

「来ても何もないよ?」

とも言われたりもしましたが、何通もメールを送り頼み続けました。
そしてついに、夜遅くお話させてもらう時間を作ってもらえることに。




お話をしてくれたのは、代表取締役の横山さん。

高橋「(なんかこわいフンイキ……)」
高橋「今日は、お時間をとっていただきありがとうございます」

社長「最初に行っておくけど、メールでも書いたように今インターンはやってないんだよね」

社長「うちはいま、10周年の節目でたくさんのクリエイターの人が関わってくる『くみぐま』プロジェクトをやっててさ、他にもギャラリーやコワーキングスペースを立ち上げたり、いろいろやってるんだけど、インターン生が関われることがないんだよね」

社長「関われないのに居てもしょうがないでしょ?だから今回は残念。てことで」

いやいやいやいや。
やっているプロジェクトも、いろんな事やろうとしてる雰囲気も魅力的すぎますって!!
近くで見れるだけで全然意味ありますよ!!インターンやりたいですよ!!!

って言いたくなるのをぐっとこらえ

とにかく、どうにかして売りこまないと。
せめてこの場に居させてもらえるような何かは……。

と、あたりを見渡して、キッチンに“あるもの”を見つけます。


コーヒーメーカーです。

そしてあるアイデアが浮かびました。

\コーヒー係だ!!!/

コーヒー係ならば近くで我楽田工房を見れますし、何か記事を書く仕事ができたときにそれをまわしてもらえる、なんてことも期待できるのでは!?と考えたのです。
子供のころコーヒーにハマっていたので当然淹れることもできます。

高橋「コーヒー飲まれるんですか?」

社長「そうだね、割と飲むかな」
               

それなら、居させてもらうにはこれしかない……。

高橋「じゃあ、おいしいコーヒー淹れることができたら、ここでコーヒー係やらせてください!」

社長「え!?んー……まぁいいよ。でも、やるからにはうまいの淹れてね」

高橋「(よしっ!)」
高橋「任せてください!!」

こうして、うまいコーヒーを淹れる戦いが始まりました。



「うまい」コーヒーを入れよう

早速一人で作戦会議。
コーヒー係インターンのために何としても「うまい」って言わせたい!

そうはいっても「うまい」は人によって千差万別です。
社長の好みがわからないので、今回は僕の好みでもあり、仕事につきものの眠気をぶち飛ばすような、スッキリとした「苦さ」のあるコーヒーを淹れたいと考えました。
とはいえ、ハマっていたのは小学生のころ。いくつか豆の候補は挙がるものの、味の詳細が浮かびません。

うーーむ……。

ここは、昔みたいにコーヒー屋さんに行って聞いてみるのがベストと考え、コーヒー屋さんで豆のアドバイスをいただいてきました。





そうして決まったコーヒー豆が「マンデリン」
苦みが強いことで有名な品種です。

おいしいコーヒー豆も買ったし、淹れ方も復習した。でも、これだけでうまいって言ってくれるかなぁ……。

そう考えていると、ノックの音が。

\コンッコンッ/

高橋「(なんか怪しい人入ってきた)」

 「君、インターンを頼み込んでいるらしいね」

高橋「はい……そうですが。あの、どちら様ですか?」

 「……僕が秘策を教えてあげよう」

高橋「(質問には答えないんだ)」
高橋「ほ、本当ですか!?ぜひお願いします!!」

素性はわかりませんが、インターンのことを知っていた、ということは我楽田工房の誰かでしょうか?んー、なぞだ……。
なにはともあれ、ありがたく秘策を授かることにしました。

ぜったい、うまいって言わせてやるかんな!!



いざ勝負の時!!

こうして謎の男からの秘策を携え、対決のときを迎えました。

高橋「それでは横山さん、よろしくお願いします」

社長「まぁ、がんばってね」

高橋「ではまず、僕がコーヒーを淹れている間にこちらをお食べください」

 

               スッ…

社長「これは俺の嫌いなたくあん!?なんで!?」

高橋「これが謎の男より授かった『先に嫌いなものを出して後の印象をよくする!!』です。さぁ召し上がれ」

社長「マッズイなぁ……(こんなんで乗せられるはずないだろ……ぜったい入れてやんねぇ!)」

高橋「(効いてる、これはいけるぞ)」              
高橋「それではコーヒーを淹れてきます。」
             カチャッ

高橋「どうぞ」

社長「これは!!」
 

社長「う、うまいっっ!!」

 

社長「自然と立ち昇ってくる芳醇な香りと澄み渡るような苦み!!嫌いなたくあんを食べた後だからそれらをより強く感じる!!」

社長「このコーヒーには場にとどまってもらう『力』があるね。僕は、我楽田工房が掲げている場づくりには、その場にとどまってもらうような力が必要だと考えているんだよね。例えば引力の話って知ってる?惑星の引力にはモノを引き付ける力はもちろん、留めておく力があるんだよ。場づくりもこれと同じで留まってもらうには、何かコンテンツが必要なんだ。このコーヒーにはそれがあるよ!」

高橋「(すごっ、急にめちゃめちゃ喋ったやん)」
高橋「で、では、インターンは!?」

社長「……」

 

社長「採用っ!!!!」

高橋ありがとうございます!ぜひお願いします!」
高橋「(たくあん効果スゲーな………)」



我楽田ブログ書いていきます!!

こうして、うまいコーヒーで“勝ち取った”インターン。
このインターンでは、僕の入れたコーヒーがとても気に入ってもらえたようで、コーヒー係だけでなく、念願のライターとしての活動もさせていただくことになりました!

我楽田工房の『今』を発信するブログを書かせていただくきます。我楽田工房に関わっている人たちの想いや、熱意などを伝えていくので、楽しみにしていてください!!



そしてもう一つ、最初の横山さんのお話にも出てきた『くみぐま』。

とても多くのクリエイターの方がかかわっているプロジェクトです。

ここにいればそのような方々に会えるかもと聞いたときに、

普通の人とクリエイターの人は、何が違うのか。
クリエイターの人が作品を創り続けられているのはなぜだろう。

ということが疑問として浮かんでいました。
我楽田工房に居させてもらえるということは、当然、お会いできる機会もあるということです。

お会いできた方には、横山さんが思わずたくさん喋ってくださったように、うまいコーヒーを武器にして、気になる部分に迫るようなお話を聞いていきたいと思っています!
もちろん聞いたお話はここに書いていく予定です。

 

拙い文章ですが自分なりに頑張ってみるので、よろしくお願いします!!
























「…………」









 

チイ「高橋か……素直な奴で楽しめそうだ。次は何をさせてみようかな……」