大学生☓都市農村交流|富岡町とワクワクする未来をつくるアイデア会議
我楽田工房を立ち上げるきっかけとなった2011年の東日本大震災から12年。
今年から、我楽田工房は福島県と東京をつなぎます。
東京・文京区にある地域コミュニティスペース「我楽田工房」では、2023年3月18日土曜日、都会に住む若者と甚大な被害を受けた福島県「富岡町」の方々とでそれぞれの地域資源を元にスキルを掛け合わせながら実現できる「可能性」をさぐるイベントを開催しました。
「自分たちのやりたいコト」を掘り起こしながら、実現する道を一緒に探る第一弾。
予想を超えるたくさんの大学生からの申し込みがあり、大変活気あふれたイベントでした。
富岡町ってどんなところ?
まずはじめに富岡町役場企画課の畠山様より、富岡町の紹介からはじまりました。
原発の影響を受けた楢葉町や双葉町ほど関東メディアでは取り上げられることがなく、参加者はまったく町のことを知らない状態からのスタートです。
地理の話、震災前後の人口推移、産業、特産物、富岡町の魅力などを動画を交えながら紹介していただきました。動画では町のシンボルである数キロに渡る桜並木街道が紹介され、あまりの美しさに「行ってみたい!」という声が学生から上がりました。
次に一般社団法人とみおかプラスの移住担当の辺見様よりとみおかプラスの活動内容と、辺見様自身も移住し定住した立場からの町の魅力と課題を語っていただきました。
文京区の地域祭りに、富岡ブースをつくろう!
次に数チームに分かれてのグループワークです。
文京区にある傳通院という歴史あるお寺で開催される地域祭り「文京思い出横丁」で、富岡町のブースを出すことをテーマに、アイデアを出してもらいました。
「まずは富岡町に行ってみないと!」
「地元商店で売られているものを出店で出すのはどうか?」
「町を紹介し学べるブースを作りたい」
「特産品のバラを飾りローズティーを振る舞う」など 、
様々な若者のアイデアがでてきました。
富岡町の食材を使った料理を食べよう!
アイデア会議が終わると、我楽田工房のキッチンからいい香りが!
富岡町の特産品で学生がランチを用意してくれています。
数週間前から富岡プラスの辺見さんと学生で直接やりとりをして決まったレシピです。
コロナで活動に制限があっただけに今回のイベントでは学生も、学んだ知識を活かせる場としてとても楽しそうに調理しているのがう印象的でした。
何がやりたいのか、誰の役に立ちたいのか、どう働きたいのか、どう生きたいのか?
東京の若者と富岡町の皆さんに、そんな機会を提供できたかなと思います!!
さぁ、まずは富岡町でのフィールドワークだ!