経営者と行く、鳥取視察ツアーレポート!

鳥取視察ツアーレポート

地方創生を目的とした今年度最初の視察ツアーとして、「鳥取県内の複数の都市を訪れました。

4月3日:白壁土蔵群と地域ビジネスの視察

この訪問では、歴史ある倉吉市の白壁土蔵群を始め、鳥取市の県庁施設や米子市の地域メディアとの連携など、地域独自のビジネスモデルや文化資源に触れることができました。

「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」を訪問。ここは、元小学校を利用したユニークな美術館で、数多くのフィギュアと共に日本のアニメ文化と地域の歴史に触れることができました。

白壁土蔵群が連なる商店街を散策。水路沿いに建つ土蔵が創出する古き良き日本の風情を堪能しました。

その後、倉吉市役所での企画政策課との情報交換を行い、市が推進する事業について意見を交わす機会を持ちました。

夕方は、クラフトビール工房が直営するビアバー「BREW LAB倉吉(倉吉ビール)」を訪問。

倉吉ビール代表の福井さんは、10年以上前から我楽田工房とつながり、東京の僕たちのスペースで交流イベントを定期的に開催してきました。
福井さんが取り組んでいるのは、地ビールによるまちづくり。
白壁土蔵群に代表される歴史ある街にある、古い商店と蔵を改装したお店に地域内外の人々が集う場は、理想の空間となっていました。

4月4日:アニメ文化と革新的な地方創生プロジェクト

翌日の朝、アニメファンにとっての聖地となっている「ティーラウンジ・ダイアナ」で朝食をとり、その後「スーパーヒーロー倉吉店」を訪れました。ここでは、ゲームセンターが直面する経営上の課題と、文化的な集積地としての役割について、店長からお話を聞きました。

ランチは、倉吉名物もちしゃぶ!
鳥取名産の撮りや牛肉といっしょに食べます。
餅も十数種類あって、色んな味が楽しめます。

午前中の後半には、「なしっこ館」を訪れ、鳥取が誇る梨の歴史と品種について学び、様々な梨の試食を楽しむ機会を得ました。訪問中、隣接して建設中の「鳥取県立美術館」についても耳にし、倉吉市が計画している美術館と白壁土蔵群を結ぶ新しい観光施策についての情報を得ました。

午後は鳥取県庁にて、「とっとり未来創造タスクフォース」の若手職員たちと情報交換を行いました。
鳥取県庁では、各部署から集めたU33歳までの若手職員による常設・専任の部門「とっとり未来創造タスクフォース」が昨年から立ち上がり、今まさに大きく動き出そうとしています。
「若者の目線から地域課題解決を目指す!」
話を聞けば聞くほど、ここから何か面白いことがたくさん起こりまくる気がしていて、とてもワクワクします。

4月5日:地域メディアと温泉の連携、新しいまちづくり

最終日は米子市を訪れ、「中海テレビ」との連携を中心にした地域活性化の動きを見ました。特に「かいけラボ」では、古い温泉街を核とした新たな町づくりの試みに触れ、地元企業や行政との協働が生み出す様々な取り組みについて意見交換させていただきました。

古い温泉街、三朝温泉のなかになにやらオシャレなお店がある。
地域ビジネスづくりを行っている株式会社OMOIが立ち上げたヨーグルト専門店「三朝ヨーグルト」さんにやってきました。鳥取の豊かな自然から作られた"白バラ牛乳"を使用して、ゆっくりと発酵させる三朝ヨーグルトを食べに、平日だというのにひっきりなしにお客さんが訪れています。いまでは旅館にも卸しているように素材のほんのりとした甘みとすっきりとした味わいを活かし、湯上りにサラッと食べられるヨーグルト。
カフェも併設されていて、川を眺めながら美味しいヨーグルトと珈琲を味わいました。

この視察を通じて、鳥取県が持つ多様なポテンシャルと、地方創生における新たなアプローチが明らかになりました。今後も「我楽田工房」は、地方創生の一翼を担うパートナーとして、これらの地域との連携を深めていきたいと考えています。