まち冒険ワークショップ〜島根県吉賀町〜開催しました!【前編】
こんにちは、広報担当・澤です。
若者と地域をつなぐ「まち冒険プロジェクト」、いよいよ第2弾が始まりました!
今回の舞台は、島根県の最西端にある自然豊かな町、吉賀町。
今日は、10月25日(日)に開催した「まち冒険ワークショップ〜島根県・吉賀町〜」の様子をお届けしていきます。
大学生のみんなからはどんな「まち冒険」のアイディアが飛び出したのでしょうか?
まち冒険プロジェクトについておさらい
まずは「まち冒険プロジェクト」について、ちょこっとおさらいしていきましょう。
「まち冒険プロジェクト」は、若者が、普段過ごしているところとは別の地域コミュニティの暮らし、文化に触れてみる。
そしてそこで体験したことをより多くの人に伝えよう!というもの。
若者が地域でやってみたいこと・知りたいことをベースに、地域の人に学びながら「まち冒険」を企画、それを現地フィールドワークで実現します。
最終的にはこちらのWebメディア、「まち冒険サイト」で体験レポートを発表!
同時に、地域の人からより多くの人に知ってほしいまちのトピックス、「まちのとびら」を取材して地域と交流するきっかけを見つけていきます。
記念すべき第1弾は、長年の地域づくりの取り組みで有名な京都府綾部市を舞台に実施!
11人の学生が綾部市のみなさんと交流を深め、「まちのとびら」を発見しました。
みんなの渾身のレポートはこちら!
「まち冒険Webサイト」
ぜひ、こちらの記事もご覧になってみてくださいね。
「日本の”まち”と若者の冒険プロジェクト、始まります!」
「日本の”まち”と若者の冒険ワークショップ〜京都・綾部のまち〜を開催しました!【前編】」
「日本の”まち”と若者の冒険ワークショップ〜京都・綾部のまち〜を開催しました!【後編】」
大学生が集結!
ではでは、ワークショップの様子をお届けしていきます。
今回の会場・池袋サンシャインのお部屋には約30名の学生さんが集結!
アイスブレイクでは自己紹介と出身地自慢を。どうやら島根にゆかりのある学生さんもちらほら。
早速盛り上がっています!
我楽田工房のまち冒険プロジェクトとは?
まずは我楽田工房の横山より、「まち冒険」について解説です。
我楽田工房がこのプロジェクトに込めた思いは、若者が気軽に飛び込めるきっかけをつくり、地域からもPRできる手段を作ろうというもの。
外の人からの新鮮な視点でその地域の良さを掘り起こし、新しい形で地域をPRしていくツールになっていくことを目指しています。
そんな「まち冒険」が目指すのは、地方と都市をつなぐことだけではありません。
今回の体験をきっかけに、ぜひ自分の身近な地域にも関心をもってほしい!というメッセージが投げかけられました。
やりたいコトを考える
ここで最初のワーク。
まずは事前情報にとらわれず、都会ではできないこと、田舎でやってみたいこと、地域の人に協力してもらえればできそうなことなど、思いつくままに付箋に書いていきます。
テーブルのみんなで発表しあって…
それぞれの一押しのアイディアを1つ選んで、紙に書いていきます。
ゲスト講演その1
さて、次は吉賀町の魅力と地域資源について理解を深めていこう!ということで、ゲストのお2人による講演です。
「吉賀町について」〜吉賀町役場企画課 よしか暮らし相談員・石黒智絵さんより〜
まずは吉賀町役場の石黒さんより、町の概要や暮らしについての紹介です。
石黒さんはまさに「半農半X」(自分たちが食べる分だけの農に携わりながら、自分の好きなこと、個性を活かした仕事に就いて生計を立て、社会に役立っていくライフスタイル)の実践者。
月の半分は役場のお仕事で移住希望者の受け入れや案内、広報活動など、
もう半分は農業をされているとのことです。
実はご自身も数年前に吉賀町に「Iターン」された移住者。東京での暮らしも長く経験されてきましたが、「中心部にはコンビニも1つあるし便利ですよ!」なんて、すっかり馴染んでしまっているようです。
吉賀町は、島根県の西端、山口県と広島県の県境に位置し、安蔵寺山をはじめとした険しく豊かな山々に囲まれた町。
2005年に柿木村と六日市町が合併して誕生したため、県内でも「吉賀町」という名前はあまり知られていないんだとか…
しかしそんな吉賀町、実は自慢できるところがいっぱいあるんです!
まずは日本一の清流、高津川の源流は吉賀町の蔵木地区にあるということ!
「清流」とは端的に言えば水質汚染が少ないということですが、国土交通省が毎年実施している一級河川の水質調査の結果によって「清流日本一!」が決まるようですね。
高津川は4年連続で1位を獲得しており、ダムがなく、流域に人が住んでいるにも関わらず汚染があまり見られないという点でも非常に珍しいんだとか。
お次は神々の里・島根県といえば!の神楽。神社の祭礼における収穫を感謝する舞で、吉賀町では抜月(ぬくつき)神楽・白谷神楽・黒淵神楽の3つが上演されています。
独特なリズムに合わせた勇壮な舞、一度本場で見てみたい!
その他にも「日本の棚田100選」に選ばれている「大井谷の棚田」、
夏場は川床の大岩を流れる水が天然の滑り台のようになる「長瀬峡」
(橋から飛び込んだり、モリで魚をついて焼いて食べたり、ワイルドな日々を送っているらしい!)、
源泉掛け流し温泉や30年以上も町をあげて取り組んできた有機農業などなど…
清流のまちならではのいきいきとした暮らしが想像されます。
町内は六日市、七日市、朝倉、蔵木、柿の木の5つの地区に分けられ、石黒さんが住んでいるのは水源がある蔵木地区。
山間地のためもともと農業者が多いわけではなく、各々によって持久的な暮らしが脈々と受け継がれてきました。
そんな吉賀町、若者が少ないということもあり、石黒さんは休日もお手伝いを頼まれるなど引っ張りだこだそうです。
生きることが仕事と言ってもいいかもしれませんねとお話しされました。
若者が地域と交流し、チャレンジする場としてぴったりなのかもしれませんね!
石黒さんの講演を終えたところで、前編はここで終了。
気になる後編は島根県有機農業協会会長の福原圧史さんによる講演からご紹介します!
後編はこちら!
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