“やさいのお姉さん”がやってきた!楽しくて、おいしくて、勉強にもなるワークショップリポート
先日、我楽田工房に”やさいのお姉さん”こと高本絢子さん(ムク―株式会社)がやってきて、下は2歳児から、上は40歳(児?)まで楽しくワークショップを開催しました。
今回は、ワークショップに参加したうみの そらさんによるリポート記事を紹介します!
やさいのお姉さんって何してる人?
やさいのお姉さんこと、ムクー株式会社代表 高本絢子さんは、ヒト・モノ・コトの「まんなかに」ある「おいしい実験」をモットーに、お家で楽しむ食育実験キット「やさいのじっけんばこ」を企画・開発している笑顔が素敵なお姉さんです。
じっけんに登場する”やさい”たちは、畑からそのまんまやって来たかのような”土つき””根っこつき””枝葉つき”の力強いいでたちです。
普段は「やさいのじっけんばこ」という箱に入ったセットが届きますが、今回は特別に我楽田工房でじっけんライブをしてくれました!
ちなみに、「やさいのじっけんばこ」にはこんなものが入っているそうです。
1. 旬のやさい / くだもの(もちろん全部食べられます!)
2. じっけんの手順書(旬のやさいに合わせたオリジナル実験の手順が書かれてます!)
3. じっけんの解説書(大人も「ナルホド!」な解説付き!)
4. お料理レシピ(実験が終わったやさいを料理する方法が書いてあります。)
5. おえかきシート(楽しくお絵かきまでできる…!)
6. オトナの実験ヘルパー(子どもの「なぜ?」に答えるためのカンペ)
今回は豪華3本立て!しかも”やさい”以外のじっけんも登場!
普段は”やさい”を使ったじっけんを作っている高本さんですが、今回は新商品の「乳製品バージョン」を一足早くお披露目してくれました。
レタスのミルクはとっても●●な味!
じっけんで使ったレタスは、スーパーでもよく見かける「玉レタス」と呼ばれるもの。というのも、実は玉にならないレタスもあったり(サニーレタスとかそうですよね)いろんな種類があるそうなんです。
じっけんでは、「玉レタス」をひっくり返し、芯を2~3ミリほどスライスしました。
すると…白い液体が溢れてきました!
これは「レタスのミルク」と呼ばれるもの。
「どんな味がすると思いますか?」と問いかけるやさいのお姉さんの笑顔につられてたっぷりとなめてみると、なんととっても苦いのです!
これはレタスの乳液。切りたての時は真っ白ですが長時間空気に触れていると酸化が進み、だんだん赤みが出てくるそうです。なのでレタスの芯の切り口を見れば、スーパーで売っている「玉レタス」の鮮度を確かめることができるそうです。
ツルピカ!ソラマメを保存する方法
みなさんは、ソラマメの名前の由来をご存じでしょうか?
その由来は「さやが空にむかって育つから」だそうです(※他にも諸説あるそうですが)。成長して次第にマメが大きくなり、さやが下を向いてくると収穫のサインなのだそうです。
2つ目のじっけんは、ソラマメのさやがマメをしっかりと守っていることがよくわかるじっけんでした。
1つは、さやのまま新聞紙でくるんだもの。それと、さやから取り出しマメだけを新聞紙にくるんだもの。
それぞれを冷蔵庫に置いておくと…
さやのまま保管されていた方は、マメがツルツルピカピカ!
一方、マメだけを新聞紙にくるんでおいた方はシワシワで色が変わってしまっています。
ソラマメにとって、さやがとっても大切なお洋服だということがよくわかりました。
新じっけん!乳製品の生クリームを使ったじっけんではバター作りに挑戦!
3つ目のじっけんは、生クリームからバターを作るじっけんです。
まずは空のペットボトルの、3分の1あたりまで生クリームを注ぎます。
そしてそれを、体力自慢の男性に一生懸命振ってもらいます。
2分ほど振り続けると、最初はジャバジャバという音の液体だった生クリームが、少し重たくなってきた様子。
これがホイップクリームの状態です。
さらに2分ほど振り続けると、なんと液体が消えてゴロンゴロンとしたかたまりがペットボトルの中に現れました!
さらにさらに、かたまりを振り続けると、脂肪と水分が分離してバターとバターミルクに分かれました!おつかれさま!
一度消えたはずの液体がまた現れたことに参加者一同とっても驚いていました(私もビックリ!)。
これは、脂肪のまわりにあるタンパク質の膜が少しずつやぶれていき、脂肪どうしがくっついて起こる変化なのだそうです。
子ども向けとあなどれない、おとなも楽しいじっけんエンターテイメント!
今回は2歳のお子さまから、おとなまで色んな方が参加していました。
一見、やさいのお姉さんの親しみやすいキャラクターから子ども向けかと思いきや、おとなも知らないやさいの知識が飛び出し、色んな質問が飛び交う一緒になって楽しめるじっけんワークショップでした。
時にはやさいのお姉さんですらわからない
「なぜソラマメの茎は四角くて空洞なのか?」
という謎を、お姉さんと一緒に議論している場面も登場しました。やさいの世界は奥が深いんですね。
さらにワークショップのあとには、やさいのお姉さんお手製の「やさいの特別ディナー」が登場!
もちろん、実験で使ったやさいたちも美味しくドレスアップしていただきました。
現在第2回は絶賛企画中、詳細が決まりましたらまたお知らせしますのでお楽しみに!!
実験協力: ムク―株式会社