しまね学生インターンシップ説明会を開催しました!

こんにちは、広報担当・澤です。

5月25日(日)、「しまね学生インターンシップ説明会 この夏、まちと繋がる。地域と繋がる。」を我楽田工房にて開催しました!
以前のブログでもご紹介した、話を聞いただけでもわくわくする、あのインターンシップの説明会です。
みなさまもぜひ、地域づくりの最先端をゆく「しまね」のアツ〜い風を感じてみてください。

この夏、島根県は学生の皆さんのチャレンジを応援します!

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島根県では今、「まちづくり」と「地域づくり」をテーマに2つの学生インターンシップを募集しています。
1つは学生の就職活動やキャリア形成の支援を行っているジョブカフェしまねによる「まちづくりインターンシップ」
もう1つは日本で唯一の中山間地域研究機関・島根県中山間地域研究センターによる「地域づくりインターンシップ」です。

チームしまね登場!そして各地から参加者が!
今回はジョブカフェしまねのみなさん・ふるさと島根定住財団のみなさん・中山間地域研究センターのみなさんが主催者として、
そしてインターンシップの受け入れ先から地域の方と、昨年度の参加者の方がゲストとしてやってきてくれました!

総勢10名以上の「チームしまね」、打ち合わせ中です。

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続々と学生さんがやってきます。
島根県出身者をはじめ、首都圏出身者、九州出身者、そしてなんと青森県からバスで来たというツワモノも!

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自己紹介でアイスブレイク。

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まちづくりインターンシップって? 〜ジョブカフェしまね・原さんより〜
まずは「まちづくりインターンシップ」について、ジョブカフェしまねの原さんから紹介。
ジョブカフェしまねは、学生の将来の選択肢を広げる機会になればとの思いでインターンシップを行っています。

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■ まちづくりってなんだろう?
ところで、今回のキーワードである「まちづくり」ってなんでしょうか?
スタッフや定住財団の方々からは「まちの課題とあるべき姿の間を埋めること」、「わくわくするような場を作ること」といったコメントが寄せられました。
そして参加者からは「住んでいる人が元気になること」、「今までよりもっと良い地域にすること」といった声が。

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これだけでもわかる通り、「まちづくり」には色々な答えがあって良いし、「こうでなきゃ!」という答えもありません。

■ 134の受け入れ先が待っている!
では、今回の受け入れ先はどんな側面からまちづくりに関わっているのでしょうか?

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例えば隠岐の島町の農業法人、「アグリおき」では地域の風土を生かし、農産物の六次産業化を行っています。
また、非常に古い歴史を持つ温泉地・松江市の「玉造温泉」も、商品開発など新しい活動を通じて地域の賑わいづくりに取り組んでいます。
地域の未来に必要な人材を育成している、雲南市のNPO法人「おっちラボ」も受け入れ先の1つ。
ユニークで多様な受け入れ先は全部で134あります。

■ やってみないとわからない!
さぁ、みなさんはどんな側面からまちづくりを考えてみたいですか?
ちょっとでもこれかな?と思うものがあったら、まずは気軽に相談、そしてぜひ体験してみてください。

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「やってみないとわからない!」、これが原さんからのメッセージです!

■ 申し込みについて
・締め切り…2015年6月10日(水)
・学校のキャリアセンターを通しての申し込み
・宿泊先について
期間中の宿泊先が…という方には、宿泊助成がある受け入れ先もあるので、チェックしてみましょう!
県内出身または在住で、遠方に通うという場合でも助成が受けられるそうです。

昨年度参加者より体験談! 〜東京出身・平野さんより〜
お次は、昨年島根でインターンシップを体験した平野さんから体験談とアドバイス!

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平野さんは東京出身ですが、松江市出身の人との出会いがきっかけで大学4年の秋に島根に行くことに。
「経営について学びたい」という思いを持って、江津市・有福温泉の「旅館樋口」で6ヶ月間、大田市の宿泊施設・「他郷阿部家」で1週間のインターンシップを体験しました。

■ 一見さびれてる?でも本当はスゴい有福温泉!
平野さんが半年間滞在した「有福温泉」は、急峻な山あいの土地に旅館が立ち並ぶ歴史のある温泉街。

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街並みだけを見てみるとちょっとさびれた感じ…??でも「旅館樋口」のお部屋は洗練されていて素敵だし、リピーターも多いし、おしゃれなカフェもあるし!
その背景には一味違った工夫や経営努力、1人1人のお客さんに合わせた細やかなサービスがありました。
平野さんは配膳や掃除など現場の体験に加え、調査や企画・提案などにも主体的に関わったそう。すごい!

■ インターンシップを経験して
企業の経営に時間軸をもって関わるという経験を通して、考え方や価値観の変化、地域の人との出会いや彼らの人生からの学びなど、得られたものがたくさんあったそうです。

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そして彼が強く感じたのが、地域の企業が進化を続け、次の時代にも生き残っていくためには「人」が大事だということ。
生き生きと語る彼の姿から、充実した体験だったということが伝わってきますね!

地域づくりインターンシップって? 〜島根県中山間地域研究センター・原さん&田中さんより〜
もう1つのインターンシップは、島根県中山間地域研究センターが募集する「地域づくりインターンシップ」。
担当の原さんと田中さんからの紹介です。

■ 「地域づくり」って? 〜担当・原さんからのメッセージ〜
ところで、「地域づくり」って「まちづくり」と何が違うのって思いませんでしたか?
「地域づくり」という言葉には、地域をどう維持して次世代に継承していくか、それは地域住民が自分たちで考えていくという意味が込められています。
地域おこし協力隊などの制度や外部からの協力も活用しつつ、最終的には自分たちのことは自分たちで決める!その仕組みづくりこそが「地域づくり」です。
(澤に詳細を語らせると長いのでまた今度にしましょう…笑)

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島根県では、今「田舎の田舎」に目立ち始めているUIターンの流れを生かしながら各地で「地域づくり」が進められているんです。

そしてなんといってもこのインターンシップの特徴は、1ヶ月間実際に地域の中で暮らすということ。
孫や本当の仲間のようにかわいがってもらえるそうですよ!
それぞれ個性のある受け入れ先で、地域づくりの極意はもちろん、人との接し方など様々な気づきや学びを得られるはずです。

■ どんな活動をするの? 〜担当・田中さんより〜
田中さんからは、実際の活動内容や流れについて説明。

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昨年度の事例として、地域の子どもたちと一緒に地域資源の調査を行い、地図に落とし込む活動が紹介されました。
丁寧な聞き取り調査を行うことで、様々な魅力と資源を発見できたようです。
普段から子どもたちと一緒に活動を行っている、この地域ならではの取り組みですね!

1ヶ月と聞くと長いようですが、刺激的な体験が盛りだくさんの日々はあっという間。
最終日にはお返しとして地域の方々に向けて成果発表会を実施。終了後には成果報告書をまとめます。

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また、普段の活動だけでなく、地域のイベントに自ら参加することも大事なんだそう。
参加者の興味・関心を聞いた地域の人たちが、人を紹介してくれるといった貴重な体験ができた例もあったそうです。
行政や企業が実施するものと違って、地域の中で盛り上がってしまえば話がとんとんと進むところも面白さですね。

地域の人たちと一緒になって地域づくりを真剣に考え、地域のために頑張れる人を募集しています!

■ 申し込みについて
・締め切り…2015年6月2日(火)必着
・こちらからエントリーシートを入手し、Eメールで直接申し込んでください。

受け入れ先からの紹介 〜邑南町銭宝地区・品川さんより〜
ここで、地域づくりインターンシップの受け入れ先の1つ、邑南町銭宝地区で地域づくりに取り組んでいらっしゃる品川さんからも紹介が。
品川さんは「元気はつらつプロジェクト」を立ち上げ、地理情報システムを利用しての集落情報の管理や、島根大や地元出身者との交流会、高野山の登山道整備など、様々な活動を行っています。

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品川さんが手作りしたという地区の紹介ビデオからは、小さくても「顔の見える」生き生きとした暮らしが営まれている地区の様子が伝わってきます。

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そんな彼が語る地域づくりの極意は思いをかたちにすること。そしてそれはすぐにできることではないので、地道に積み重ねていくということ。
その中での学生の役割は、「風」になることだそうです。地域にはその新しい「風」を受け入れるあたたかさがある!
皆さんも銭宝地区に爽やかな風を吹かせてみませんか?

地域づくりのメインストリーム・島根を体感しよう! 〜野口さんより〜
昨年度から始まったこのインターンシップの企画を提案したという、野口さんからもメッセージが。
野口さんは広島県三次市地域おこし協力隊を経て、島根県中山間地域研究センターの研究員を経験。
地域づくりの現場をずっと見てきた方で、現在は弘前大学で教鞭をとっています。

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今までも様々な地域を経験してきた野口さんですが、島根を離れてみて改めて島根のすごさを知ったと語ります。
島根での経験は今の仕事にも大きく生かされているようです。
3.11以降、価値観が変容している中で学生時代を送ってきた現在の学生さんにとって、島根での経験は絶対に貴重なものになるはず。
「地方創生」のメインストリームとなっている島根の可能性を体感してきてほしいとのことです!

みんなでワールドカフェ 〜ざっくばらんに話そう!〜
後半は「ワールドカフェ」という形式でみんなで意見や質問を交換。
主催者、ゲスト、参加者が混じってざっくばらんに話し合いました。

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初の試みとして、Skypeで島根在住の学生さんに昨年度の体験談を語ってもらったりも!
不安や疑問を解消したり、新しいつながりや出会いが生まれたり…
それぞれが将来のこと、まちづくりのこと、働き方や生き方を考えるとっても貴重な時間になったみたいです。

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最後に…
たっぷり3時間のイベントでしたが、まだまだ話し足りない!という名残惜しい雰囲気の中で解散となりました。
そんなアツい空気を生み出せる島根、ほんとさすがです!

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そして両方とも締め切りが迫っておりますが(笑)、ちょっとでも気になった方はぜひ応募してみてはいかがでしょうか!
今後の可能性が無限大に広がる学生さんにとって、とっても貴重な経験になること間違いなしです!

我楽田工房もここでの出会いを大切に、今後も交流を続けられたらと思います。
チームしまねの皆さん、参加してくださったみなさん、お疲れさまでした!