【本】旅をしたらその地域の「本」を集めてみよう 〜舞鶴で活動する郷土食ユニットSoi Laboさん & まちを楽しみ発信するKOKINさん〜
横山です。
こないだ、天橋立で有名な京都府・宮津に行ってきました。
地域には様々な活動をされている方が多くいますが、
中でも自分たちの活動を写真集や本にしている方がいらっしゃいます。
普段、こうした本を見かけることはありましたが
手にとって読むことはあまりありませんでした。
宮津で訪れた「nagaya cafe桜山」のスタッフ矢野さんから紹介して頂いた本を初めて買い、
帰りの電車の中で読みました。
そしたら、内容も、そして地域への想いもとても素晴らしかったので、
舞鶴で活躍するクリエイターさんたちがつくる書籍2冊を紹介したいと思います。
【レシピ本】畑から食卓までのおいしいストーリー「Soi Labook01」 by Soi Labo.
まずは、舞鶴の西側、加佐地区で活躍する女性4名の
郷土食ユニット「Soi Labo」さん編集による「Soi Labook01」。
加佐の食材と昔から親しまれてきたレシピと、
調理する素敵な先生たちが紹介されています。
先生たちといっても、そこは普通の主婦のお母さんたち。
僕らのメンバーは梅干し好きが多いので、
我楽田工房にキッチンができたらレシピにある梅干し作りに
挑戦しようと思います!
「Soi Labo」さんは、
地元の農家さんや地元の奥さまたちから食材の収穫から
調理までを教わる料理教室を定期的に開催しているそうなので、
そのうち我楽田工房の食卓と繋がったらいいなぁ。
参考:舞鶴市・岡田中地区での活動
http://www.kyoto-iju.jp/diary/401/
【写真集】舞鶴からつながる「ぼくのまち」 by KOKIN.
次に紹介するのは、
「まちを楽しみ、発信する」ことをテーマとして
様々な活動をしているグループKOKINさんの写真集「ぼくのまち」。
舞鶴の風景や町の人たちの姿が、写真としてぎゅっと詰まっています。
商売されている人たちの笑顔、何気ない子供たちの歩く姿、
410円の幸せが貰える銭湯など、どれも素敵な一枚となっています。
僕らの拠点、我楽田工房のある東京・関口も、
松尾芭蕉の住んでいた芭蕉庵、
建築家・丹下健三が手がけたカテドラル聖マリア大聖堂、
大名・細川家の屋敷跡にできた新江戸川公園など、
素敵な場所がいっぱいあるので、
町の人たちの笑顔と一緒にこんな素敵な本を作っていきたい!
KOKINさんは「舞鶴町家再生プロジェクト」ということで、
明治時代に建てられた町家を学生や市民を巻き込んで改修。
現在は様々なイベントが行われています。
今度宮津に訪れる時は、足を伸ばして舞鶴にも行こうと思います。
参考:KOKIN
WebSite : http://kokin.net/
Facebook : https://www.facebook.com/kokinbook
ひとつひとつ、積み上げていこう。
今回の宮津の旅は、実に多彩な人に出会いました。
中でも、何かを実行されている方、カタチにされる方を、
僕は敬意を込めて、新しい時代を作るクリエイターだと思っています。
僕たち我楽田工房のCREW(メンバー)は、
働きながらでも気軽に地域に参加する方法をずっと考えています。
何から始めればわからず、調べれば調べるほど、聞けば聞くほど、
それはそれは沢山の方法があり、
お金と時間と労力がかかることも多いです。
今も正解がわからないけれども、
自分たちの手の届く範囲の中からできることを、
行動しながら考えて行くと決めました。
その行動の一つとして、
地域でしっかりと活動されているクリエイターさんたちのつくる作品、
なかでも「本」をいっぱい集め、その活動とともに紹介して行く事を思いつきました。
文章はうまくありませんが、でも、やれば人と人が繋がる可能性が1%でもあるなら、
やってみる価値があるんじゃないかなと。
集めた本は、東京・関口の拠点、僕らのオフィスの本棚に置いていきます。
機会があれば、その本を作った人たちと会って話したり、
可能ならお酒を酌み交わして、何気ない話をしたいと、思います。
ではでは!
ぼくはきっとできると思う。/ なぜならぼくらがそれをいま/かんがえているのだから
by 宮沢賢治 童話「ポラーノの広場」より