【レポート】地域との関わり方を考える〜京都府宮津市へ〜vol.2
こんにちは、森慶祐です。
吉田寮の虜となりました私、森はいよいよ宮津に乗り込みます。
行きの電車で「青松号」に僕は乗りました。
青松号は、数々の列車デザインを担当してきた水戸岡鋭治氏がリニューアルした列車です。
天橋立に代表される日本海の白砂青松を象徴する「松」をテーマに、2両編成の車内は木を多用した落ち着いた空間になっていて、海と山の絶景を楽しむ列車の旅を心地よく味わえるよう、随所に工夫が施されています。
参考:「丹後あかまつ号・丹後あおまつ号とは」より
カフェ付きの内装にはただただ驚かされました。
本当に居心地が良い空間でした。
さて、いよいよ天橋立駅に到着しました!!
では早速日本三景の天橋立へ!!!
というわけではなく、
棚田と里山の風景が広がる宮津の世屋地区でエコツアーガイドをなさっている、安田潤(やすだめぐむ)さんに上世屋を中心に宮津の様々な所を案内して頂きました。
■上世屋
世屋川上流および、その支流域に位置する。駒倉・木子などに至る間を世屋谷と呼び、弥栄町に通じる路がある。標高370mの高地で、世屋谷の中心地。農林業に従事しているが、世屋谷一帯は過疎地である。
※丹後の地名 地理・歴史資料集 宮津市上世屋より
「ここ」にしかない魅力を伝える - 高山ガイド部会代表 安田潤さん
安田さんは、里山での人と自然との関わり方から何かを学び、そして本物だから味わえる自然を体感して欲しいという思いでガイドをされています。
安田さんの前職は教師だったそうです。
そのせいもあってか、とても丁寧且つ幅広い知識とともに、僕等のガイドをしてくれました。
安田さんのガイドは、
事実を伝えることに加え、様々な雑学や自身の見解が織り交ぜられていて、聴いている僕等3人も終始夢中になっていました。
そのキメの細かいガイドには世屋への愛が溢れていました。
普段都会で過ごしている方は是非安田さんのガイドを体験して欲しいと思いました。
きっと都会生活では得難い価値観に触れることが出来ます!
さて、夕飯は世屋のさらに山奥、木子という地域でペンションを営まれている、「手作りログハウス木子ふぁーむペンション」さんで頂きました!
美味しい晩ご飯は、手作りログハウス木子ふぁーむペンションで!
木子ふぁーむペンションは、丹後半島の山奥に建てられた、すべて手作りのログハウスです。
周りに広がるのは雄大な大自然だけ、他は何もありません。
外国の絵本の中に入り込んだような、不思議な雰囲気を味わうことができます。
ご飯が美味しいことはもちろんですが、オーナーの宇都宮さんの社会や自然に対する考え方と熱意に溢れたお話を伺えたことも大きな収穫でした。
宿泊施設のない上世屋で、、、
木子から再び上世屋へ。
日も沈み、辺りは真っ暗。
上世屋には、ホテルや民宿など一切ありません。
だけども僕らは安田さんに頼み込んで、牛小屋を改装して作った秘密基地のようなフォトギャラリー『蛙と人と土と水』の片隅を貸り、上世屋に泊まる事ができました。
ギャラリーは普段、世屋エコガイドの会の拠点となっていて、中は蛙と上世屋の人たちの笑顔の写真と、安田さんの発明品(壊れた振り子時計の楽器?)がいっぱい飾られていました。
1日の中身が濃すぎて伝えきれない部分もありますが、
宮津市の中でも特に自然を相手に生活されている方々と触れ合え、お話出来た宮津初日は収穫の多い日になりました。
特に、世屋には初めて足を踏み入れた気が全くしないホーム感があり、来年から住むならここかもしれないと思うのでありました。
まだまだ続きます、宮津編!!