【福島県矢祭町】第2回研修 事業計画と住民取材| オンライン地域おこし協力隊着任後研修

我楽田工房では、これまで様々な地域で、隊員が地域の中で継続的に活動していくためのサポートを行っています。福島県矢祭町では、地域おこし協力隊の募集支援から関わってきました。

今回は、矢祭町に着任した地域おこし協力隊の第2回着任後研修をオンラインで開催したので、そちらの様子をレポートします!

人とつながる住民取材を学ぶ

地域で新しいチャレンジをするためには、住民の方々との関係作りが必要です。私たちの研修では、協力隊員が住民取材および取材記事を作成することで、「地域で活躍している住民の方々の可視化」「住民の活動や想いを知ることからの関係づくり」「隊員の活動の協力者の発見」などのきっかけづくりを行なっています。今回は、隊員同士の取材の様子と講師(谷津 孝啓)による取材の様子を比較しながらワークをしていきました。ここでは、プロの記者ではない協力隊員の取材のなかで、「一番大切なことは何か?」「そのための取材方法とは?」などの重要なポイントを、これまでの住民取材の事例を交えながら学んでいきました。

▲谷津 孝啓
ボノ株式会社 取締役COO
1983年宮城県仙台市生まれ。コミュニティデザイナー。2014年に東京都文京区にコミュニティスペース我楽田工房を立ち上げ、都市と農村を繋ぎ新たな価値を生み出す活動を開始。Society5.0の実現に向けて人口減少・高齢化社会の課題解決をテーマとした企業研修プログラム「Social Challenger」をプロデュース。現在、全国の12エリアで活動を展開中

人の心を動かす事業計画づくり

前回の研修で作成した事業計画をより深めるためのレクチャーを行いました。ここでは、コミュニティ・オーガナイジングの考え方を取り上げながら、人が動くためには人の心を動かす物語を話すことの大切さを伝えました。これは、地域で新しいことにチャレンジするために、住民の方に事業計画を伝え、一緒に実現していくための過程にも必要な要素です。なぜ地方創生がうまくいかないのか?という話を交えながら、事業計画作成のための要素を学びました。

次に、新しい仕事の創り方について取り上げました。今回の協力隊のミッションである「ゲストハウス」も矢祭町にとっては新しい仕事となります。ここでは、新しい仕事の特徴や、SDGsなどを踏まえた社会課題の解決とビジネスについての話を事例やチャットを使ったワークをはさみながら考えていきました。

後半は、これまでのレクチャーを踏まえ、住民の方に向けた事業計画発表会のための発表スライドを作成します。ここでは、ズームのブレイクアウトルーム機能を使い、個別のワークルームを設けて、各隊員のフォローをしていきました。

矢祭町の協力隊員は、これまでの業種も経験も違う人たちが集まっているため、同じゲストハウスをテーマとした事業計画でも、ビジョンやアプローチ方法が全く異なります。これらの多様なチャレンジが、これから矢祭町ではじまります!今回の研修で、今後の矢祭町の展開がとても楽しみになりました。次回はいよいよ住民の方へ向けた事業計画発表会です。我々、我楽田工房としても引き続きサポートして行きたいと思います。

様々な地域のサポートを行なっています

我楽田工房では、自治体向けに地域おこし協力隊の着任研修や起業支援、着任前インターンシップなどを企画・運営しています。
ご興味のある方は下記までお問い合わせください。

福島県矢祭町  地域おこし協力隊サポート