【福島県矢祭町】第3回研修 事業計画発表会| 地域おこし協力隊着任後研修
我楽田工房では、これまで様々な地域で、隊員が地域の中で継続的に活動していくためのサポートを行っています。福島県矢祭町では、地域おこし協力隊の募集支援から関わってきました。
今回は、矢祭町に着任した地域おこし協力隊の第3回着任後研修として、協力隊員の事業計画発表会を開催したので、そちらの様子をレポートします!
地域おこし協力隊について知ってもらう
今回は、コロナ対策として換気やマスク着用、ソーシャルディスタンスなどに配慮しながら、発表会を行いました。そんななか、たくさんの住民の方にご参加いただくことが出来ました。これも、住民の方を巻き込んだ募集施策や着任間もない協力隊員の方と住民の方との交流、そしてなにより住民の方々が協力隊に関心をもっていることがとても大きいと感じました。
協力隊の事業計画の発表をする前に、この研修のコーチ(谷津 孝啓)から「地域おこし協力隊とは?」について説明を行い、協力隊制度とはどんなものなのか?協力隊員が定住するにはどんなことが必要なのか?地域の受け入れ態勢の大切さや、隊員がこれまでどんな活動をしてこの会に臨んでいるのかなどを話しました。
▲谷津 孝啓
ボノ株式会社 取締役COO
1983年宮城県仙台市生まれ。コミュニティデザイナー。2014年に東京都文京区にコミュニティスペース我楽田工房を立ち上げ、都市と農村を繋ぎ新たな価値を生み出す活動を開始。Society5.0の実現に向けて人口減少・高齢化社会の課題解決をテーマとした企業研修プログラム「Social Challenger」をプロデュース。全国の12エリアで活動を展開。
今回は、協力隊についての会ということで、すでに昨年から活動を始めている協力隊の方もご紹介しました。この方は、矢祭町が新たな特産品として取り組んでいるラズベリーの栽培・商品開発をミッションに活動しており、住民の皆さんの前で自分が普段どんな取り組みをしているのか紹介する機会となりました。
まちづくりのスタートライン
次は、今年度からスタートする協力隊による事業計画発表です。この発表に向けて、コーチとの間で何度もスライドの提出・フィ ードバックを繰り返してきました。悩みに悩んでこの計画をつくってきた隊員の皆さんだけに、最初は緊張していましたが、いざ発表が始まると、隊員の皆さんそれぞれが、自分の言葉で矢祭町に対する想いを話していました。途中、質疑応答も交えながら無事発表を終え、つぎはトークセッションを行いました。
トークセッションでは、発表を聞いた上でさらにお互いの理解を深めるために、協力隊と住民の方がフランクに話し合える場です。コーチの谷津が進行をしながら、協力隊に着任してみて感じた矢祭町の雰囲気などについて語りました。ここでは、隊員の皆さんから「矢祭町の人は移住してきたばかりの私たちを、前から町に居たかのように接してくれる」など、住民の方々の受け入れ時のあたたかなエピソードを語ってくれました。
また、住民の方から「ゲストハウス開業のための資金などはどうするのか?」「広報や情報発信、集客などについての施策は?」などの具体的な質問も挙がり、コーチの専門家目線からの回答も交えながら、ディスカッションを進めることが出来ました。その他、「マスクをしているので、ぜひ一度ちゃんと顔がみたい」「矢祭町に対して様々な視点の計画が聞けてうれしかった」などの声もいただきました。
最後に、来場者アンケートでは、隊員一人一人へのメッセージや具体的なアドバイスなども書き込まれており、住民の方々がとても親身に発表を聞いてくれていたのだと改めて感じました。
今回の発表会では、協力隊の皆さんが住民の方から、⼀緒に活動する仲間として受け入れられることができる場となったと思います。そして、ここから新しい矢祭町のまちづくりをスタートしていくのだと感じました。これから、たくさんのチャレンジが始まる矢祭町の展開がとても楽しみです!我楽田工房も引き続きサポートしていきたいと思います!
今回発表会にご協力・ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
様々な地域のサポートを行なっています
我楽田工房では、自治体向けに地域おこし協力隊の着任研修や起業支援、着任前インターンシップなどを企画・運営しています。
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